海外(アメリカ)と日本のフリーランス事情と未来予想【令和時代】

Nomad×Freelance

アメリカフリーランス人口は現在30%前後日本フリーランス人口は現在10%前後日本国内でもこれからフリーランス人口は増えていきますが、アメリカでは2027年フリーランス人口50%を超える言われています。

さぁこれからの日本はどうでしょう。

若干論文みたいになりましたが、、最後まで読んで頂けると幸いです。

 

フリーランスとは?
free=自由  lance=槍騎兵
語源は、中世ヨーロッパまで遡るそうです。

フリーランスを簡単に説明すると、組織に雇用されずに、複数の案件を請け負いながら働く人達のことを総称しています。

自らの技術や制作物を提供することにより、対価を得ている形態は、日本では、独立した個人事業主や自営業とも呼ばれたりします。1人社長のようなものです。

アメリカの5年前が現在の日本

そもそも、日本とアメリカは、民族的にも文化的にも、地政学的にも、全く異なる国ではありますが、大体5年前のアメリカの様子が今の日本の様子だとも言われています。

これは間違いない気がします。

私は2014年の夏にニューヨークへ留学していましたが、確かにその当時アメリカで当たり前だったUberやAirbnb、その他ビジネス系アプリやサービスもろもろ、数年後の日本で流行っている印象でした。

映像や動画のVlogなどの言葉もやっと現在日本で流行り始めましたが、アメリカでは何年も前から常識になってる言葉です。

日本の未来を予測する為には、近隣のアジア諸国よりも、欧米圏の動きを観察する方が予測しやすいです。

あれだけ先進的なIT企業、テクノロジーが存在するアメリカ人の働き方は、今の日本の方々の未来の働き方に非常に参考になるはずです。

商人気質アメリカ人職人気質日本人では、働き方や考え方に異なる部分はあるかもしれませんが、この要素がフリーランスという働き方を阻害するとは、私は全く思いません。

むしろ、責任感ある職人気質な日本人はビジネスセンスさえ少し磨けば、フリーランスに向いてる気もします。

同調圧力が強かったり、他人の目を気にしてしまいがちな日本社会では、フリーランスという働き方が増えていけば、「皆がやるなら私も」という風に考える人も、今後逆に増えていくかもしれません。

 

コロナ で気付く経営者達【正社員という価値について】

コロナによる不況で、経営上、社員をクビにしたくてもできないと悩む経営者は後を経ちませんでした。

それは、正社員という雇用形態が原因です。

日本では、まだ少ないかもしれませんが、世界では自らフリーランスという働き方を選ぶ人が増えています。

フリーランスが増えてるということは、フリーランスに仕事を依頼したいという人増えているということですよ。

なぜでしょうか?

そもそも、なぜ正社員という雇用形態が今まで求められてきていたのでしょうか?

経営者の目線に立って考えるとわかりやすいです。大きな会社には、多くの社員が必要でした。なぜなら、会社の利益を安定的に伸ばすため、維持するためです。

会社の利益を安定して伸ばしていくためには、社長は社員に突然辞められてしまっては困ります。なので、社長が労働者に対して、手厚い福利厚生や世間体の良い正社員という地位を与えてきてた訳です。

福利厚生に守られて、安定傾向の正社員を自ら辞める人は少ないので、経営者と労働者互いにウィンウィンの関係でした。

かつてこの仕組のバランスを上手く取れていたのは、日本が高度経済成長で、市場が伸びていたからです。またITAIも今のように発達していなかったからです。

しかし、現代では、日本経済は上昇していません。むしろ衰退気味です。

加えて、ITAIロボティクス技術の急速な発展で、従来のオフィスワークやホワイトカラーの仕事中心に、人間の仕事は、まだまだ少しずつではありますが、人工知能や機械にとって変わられつつあります。

まだまだ正社員が必要な業界があるのも事実だと思いますが、

経営者にとってみると、社員を雇わなくてもITやAIの発達で、効率的×低コストで売上を伸ばすことのできるサービスが沢山出てきた訳なので、社員を増やすという発想は薄れていくのが合理的です。

そして

正社員という雇用形態が経営者にとって、負債となってくるのです。

それがコロナ不況で明らかになりました。なぜなら、社員をクビにしたくてもクビにできないからです。

これだけが理由であれば、コロナ終息後にまた正社員の需要は元に戻るだろう」と考える人もいるかもしれませんが、

残念ながら、今回ばかりは、そうではないかもしれないです。

なぜなら、世の中の変化に気づき、フリーランスという働き方を選択する人材が増えているからです。

企業とフリーランスを結びつける仲介サービスも年々サービスの質と影響力を上げてきています。

つまり、企業の経営者正社員雇わなくても優秀なフリーランス仕事を発注する方がコスパが良くなってきているということです。

これら、経営者だけではなく、フリーランスにとってもメリットがあり、同じ仕事でも社員として仕事を行うよりも、フリーランスとして受注する方が何倍も収入になるのです。

 

昔は、企業とフリーランスを繋ぐサービスが少なかったことや、そもそもフリーランスに仕事を発注するよりも正社員を雇う方が主流だったので、フリーランスは不安定だったかもしれませんが、

現在では、正社員を雇うよりも優秀なフリーランスに仕事をお願いしたいと願う経営者が増え、それを補うサービスができているのです。

 

現代では、ウィンウィンの関係が、徐々に徐々にではありますが、

正社員×経営者ではなくて、フリーランス×経営者に移り変わってきていますね。

勤めている会社に対して、「正社員じゃなくて、業務委託としてフリーランス契約したいです」とお願いする人も増えているそうです。

確かに今の時代従業員に正社員からフリーランスになられても、企業にとってデメリットは少ないかもしれませんね。企業にとっては、人件費節約できる、フリーランスにとっては、収入が上がり個人で節税もできる。

業界によっては、こういったケースに当てはまる実例もあるそうです。

 

アメリカでは終身雇用が無い×今後の日本はどうか

アメリカでは、フリーランスになっている殆どの人が自らフリーランスになっています。

いくつかの理由がありますが

単純に、

・企業で働いていても、いつレイオフ(クビ)になるかわからない
・フリーランスの方が収入を得られる
・住む場所を自由に決められる
・幸福度が上がる
・フリーランスの地位が高い

様々な理由があるでしょう。

逆になぜ、日本ではフリーランス人口の増加が遅れているのか

理由は単純で

日本の会社は「終身雇用」という制度を掲げてきたからです。

フリーランスが仕事を見つけるプラットフォームのサービスも無かった時代であれば、わざわざフリーランスになるよりも終身雇用」を選び、多少のストレスや不自由はありながらも、多くの人は会社にいるのが安定と考えていたはずです。

しかし、現在は本当に時代が異なります。

トヨタの社長でさえ、「終身雇用は難しい」と断言していますし、政治家だって終身雇用は崩壊していると言います。

「終身雇用=安定」は終わった、、

この従来の常識から大企業に入社しても、現代の若い人達が定年までその会社に勤務するなんて、もはやあり得ない時代になるかもしれません。

この常識に多くの人が疑いを持ち始め、皆がこの事実を確信した時に、日本でもどんどんフリーランスという働き方を選ぶ人が増えてくるでしょう

ベーシックインカムという言葉も出てきたりしてますし、実際にベーシックインカムを実験している国も増えています。

つまり、従来の多くの職が必要無くなり、働き方が変わり、最悪職が無い人でも、生きていけるように対策の準備段階なのかもしれませんね

なんとなく従来の「終身雇用」「ベーシックインカム」という制度で補われていく気さえしますね。

おそらく「終身雇用」というもの自体が「民間企業によるベーシックインカム」的な立ち位置だったのだと思います。

 

まとめ

以上、今回は

アメリカ日本フリーランス事情比較しながら、今後の日本について少し考察してみました。

今回の記事では、アメリカと日本のみにしか注目していないので、他の国々の事情も見てみると面白いかもしれません。

世界全体でフリーランスという働き方を選ぶ人が増えているのは、間違いありません。

正社員として雇われて働くのか、

フリーランスとして独立して働くのか、

どちらが正解というわけでもありません。

とは言っても、これからの時代

会社員としても働けるし、フリーランスとしても働ける。こういった両方の技を出せる自分でありたいと思います。

冒頭でも述べましたが、アメリカと日本は文化や歴史的背景等、全く異なる国です。

今回の記事は、参考程度にして頂けると幸いです。

 

今回は以上です。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

ABOUT US

東京・千葉・愛媛(四国)が主な活動拠点の映像制作者。 実写映像からインフォグラフィックス動画のようなモーショングラフィックスまで企画構成から監督、撮影、編集まで一貫して制作しております。特に企業のブランディング映像や観光プロモーション、ドキュメンタリースタイルの映像を得意としています。