・急遽 持ち込み形式の政見放送の制作が必要になったけど、制作会社やクリエイターを探してる。
・政見放送の制作の流れを知りたい
・今風でクオリティの高い映像を制作してほしい。
上記のようなご状況の方、制作事例が気になる方は、まずお気軽にお問い合わせください。
(※タイミングや時期によっては、既に制作案件が一杯になっている可能性もございます。)
→お問い合わせ プロダクションHP
政見放送とは、選挙候補者が自身の政策やビジョンを有権者に伝えるための重要なツールで、テレビやラジオで放送される政見放送は、候補者のメッセージや想いを広範囲に届けるため、選挙戦において非常に重要な役割を果たす動画です。スタジオ収録(テレビ局で収録する)と持ち込み式の方式(候補者独自で制作する動画)があります。
近年は、候補者が事前に作成・用意した持ち込み式の政見放送を放映できるようになり、持ち込み式の政見放送を制作する候補者が増えています。
従来のように、各放送局に候補者が赴き、多目的室のような場所で座って政策を述べる政見放送よりも自由度が高く、プロモーション映像のような形で、伝えたい内容を視覚的にわかりやすく伝えられます。
通常 政見放送は公費負担にて制作される為、費用等に関する説明は、今記事では特に触れておりません。
政見放送の種類「持ち込み式」と「スタジオ収録」について
政見放送は2つの制作形式があり、それぞれの形式には特徴や利点があります。候補者の目的やスタイルに合わせて選択できます。ここでは、「持ち込み式」と「スタジオ収録」の2つの形式について簡単に解説します。
持ち込み式
持ち込み式の政見放送は、候補者やその制作チームが自ら制作した映像をテレビ局に提出し、そのまま放送される形式です。衆議院小選挙区選挙及び、参議院選挙区選挙にて、一定の要件を満たした候補者が制作可能です。
スタジオ収録
一方、スタジオ収録の政見放送は、放送局が用意したスタジオで撮影される形式です。
政見放送の制作プロセス(持ち込み式)
政見放送は各テレビ局等への直接提出であり、納品形式や編集作業は少し特殊になるので、今記事では割愛しますが、制作フローとしては、大まかに下記のような流れになります。
私が制作を担当したことのある「持ち込み式」の政見放送の制作フローについて解説します。
1. 初期打ち合わせとコンセプト設定
政見放送に限らずですが、良い映像を制作するためには、初期段階での詳細な打ち合わせと明確なコンセプト設定が重要です。候補者のメッセージを正確に伝えるために、我々のような制作チームとしっかりとしたコミュニケーションを図り、映像の方向性や目的を共有します。
2. シナリオ(構成)作成
シナリオは政見放送の核となる部分です。候補者の個性や政策を効果的に伝えるための言葉選びや構成を練り、視聴者に強い印象を与える内容にする必要があります。候補者次第ですが、原稿文(伝えたい内容や話す内容)は、候補者自身で作成しておくことを推奨いたします。シナリオは、何度か修正や調整を行い、最良の結果を目指します。
注意点:当たり前のことではありますが、自由度の高い持ち込み式の政見放送を制作するにあたり、動画内には、放送禁止用語や誹謗中傷的な表現が含まれないよう注意する必要があります。
3. 撮影
撮影に入る前に、ロケ地や必要な機材、スタジオ等の確認を行います。場合によっては、事前ロケハンも重要です。基本的に、私が撮影するケースでは、従来型の地方局のテレビ系のカメラで撮影するスタイルとは少し異なり、シネマカメラ等を使用し、映像美に拘ったクオリティの高い映像制作を行います。撮影は2日以内での完了を目指します。また、撮影当日は、スケジュールに従って効率的に進行します。
4. 編集プロセス
撮影後は、事前に作成したシナリオ(構成案)に沿って、映像を編集し、カラー補正を施し、音声やBGMを追加して完成度を高めます。場合によっては、アニメーションを加え、わかりやすい表現を加えることも可能です。
5. 初稿ご確認、修正
編集が完了次第、初稿映像を提出させて頂きます。修正したい箇所をヒアリングさせて頂き、できる限り、可能な範囲で修正と調節を行わせて頂きます。
6. 完成
政見放送が完成したら、あとは制作サイドで、テレビ用の規格で納品させて頂きます。
以上となります。
政見放送制作の依頼
1. 依頼前に準備すべきこと
制作依頼をする前に、候補者としてのビジョンやメッセージ、スケジュールなどを明確にしておくと良いでしょう。これにより、スムーズな制作プロセスが実現します。
2. 撮影、編集に関して
撮影では、主に候補者自身がカメラに向かってビジョンを述べられるメインの映像、普段ご活動されてる様子などを撮影します。また、撮影する素材だけでは、素材が足りないケースが多く、候補者自身の共有可能な過去の活動写真や動画を予め準備して頂くとスムーズです。
3. 制作依頼のスケジュール
例えば 衆議院選挙の場合、多くの候補者が解散があるとわかった段階で、急ぎ足になりながら政見放送の制作を行うケースが多いです。しかし、せっかくの選挙期間中に政見放送の台本作成や撮影に時間を費やすことになってしまい、多忙な選挙期間中に制作するのは、実際タイトなスケジュールとなります。
私のおすすめは、情勢を見据えて、選挙の1、2ヶ月前あたりから 撮影前の原稿や構成作成、撮影スケジュールを予め完了させておくことです。そうすることで、解散が発表された段階で、すぐに撮影を行うことができ、制作サイドで編集にも迅速に取り掛かることができます。
実際に最近は、選挙前に政見放送を事前準備している候補者の方々も多く、私もそういった制作を請け負っています。
まとめ
持ち込み式の政見放送は、比較的自由度の高い動画を制作でき、候補者の政策やビジョンを効果的に伝えるための重要な手段であります。質の高い映像制作を依頼することで、有権者への訴求力や信頼性を高め、選挙戦を有利に進めることができると思います。
地域や政党によっては、全候補者分の政見放送を一括して特定の会社にまとめて発注するケースもあるかもしれません。一方で、地域や政党、候補者様によっては、それぞれが個別に制作するケースも多いと思います。私のような映像制作者へ直接依頼することで、単に数をこなす代理店業務とは異なり、候補者一人ひとりのメッセージや個性を丁寧に映像に反映させることが可能です。
その分 もちろん、制作できる数には限りがありますが、質の高い映像を提供できるように、丁寧な対応と映像美を重視した制作をできればと思います。
もし、持ち込み式の政見放送の制作の依頼をご検討中でございましたら、ぜひ一度 お気軽にご相談ください。お問い合わせフォーム。(※タイミングや時期によっては、既に制作案件が一杯になっている可能性もございます。)
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