【無料テンプレ付】動画 映像制作の依頼書|見積依頼のポイントと記入例を解説

動画制作お役立ち情報

「動画制作を外注したいけど、何を伝えればいいかわからない」
「見積もりを取ったら各社 金額がバラバラで、比較できない」
「修正・納期・費用で揉めたくない」
「そもそも動画制作の依頼に慣れてなくて、頼み方がわからない」

「動画を作りたいんですが、いくらですか?」
この聞き方をすると、見積もりはだいたい荒れます。A社は30万、B社は80万、C社は150万…みたいに幅が出て、「結局どれが適正?」となる。

でも、これは制作会社の言い値というより、依頼側の前提が揃っていないことが原因になっているケースが多いです。同じ「動画」でも、用途・尺・本数・権利・修正ルール…前提が10個違えば、金額も工数も変わります。

そしてもう一つ。外注で失敗する最大の原因は、撮影や編集の技術ではなく、相談の入口(話の進め方)がズレていることです。「かっこいい感じで」「CMっぽく」「感動系で」など、いきなり表現(How)から入ると、完成してから「結局これ、何に効くの?」となり、手戻りが増えます。美容室に行って、「かっこいい感じで!」と言っても、美容師は困ってしまいます。

この記事では、弊社が様々なクライアント(大手企業、官公庁、中小企業、著名人、個人)の制作を請け負ってきた中で培った経験に基づいて、外注依頼のポイントを整理しつつ、動画・映像制作を外注する際に事故を減らすための前提を整理し、そのまま送れる依頼書テンプレ(記入例付き)を無料で公開します。

株式会社AVENDERは、東京、愛媛をメインにブランディング映像、WEB CM、インタビュー動画、ショートドラマ、MV、採用動画、自治体PR動画など 幅広い分野の映像制作を行なっております。(撮影部や編集のみ なども承っております。)

https://avender.co.jp/

当記事の内容

⚫︎ 各社見積もり金額がバラける「本当の理由」と正しい依頼の仕方。

⚫︎ 外注で揉めやすいポイント(修正・権利・納期・素材)を先回りで認識合わせする方法。

⚫︎ そのまま使える無料テンプレ(コピペ欄)と、記入例・送付メール例。

各社 見積もり費用がバラける「本当の理由」

見積もり金額がバラけるのは、「動画制作の相場が決まっていないから」ではありません。
だいたいは 前提が揃っていないからです。

例えば、同じ「会社紹介動画」でも制作会社側はこんな前提を置きます。

・何分?(30秒/1分/3分/5分)

・何本?(1本だけ/縦型も?/短尺版も?)

・どこで使う?(Web/SNS広告/展示会/営業資料)

・何を撮る?(インタビュー有無/施設撮影/商品撮影/演者あり)

・誰が出る?(顔出しOK?/NGならどう撮る?/キャスティングは必要?)

・どこで撮影する?(ロケーション手配の有無)

・音はどうする?(ナレーション/BGMの権利)

・修正はどうする?(回数/範囲/構成変更の扱い)

・参考となるイメージは?

上記は事例ですが、このような事項が揃っていない状態で「概算ください」と言われても、制作会社は仮の前提で見積もるしかありません。だから見積もりが荒れます。

結論:見積もりを揃えたければ、先に前提を揃える。
そのための道具が、依頼書です。

外注で失敗する相談の入口:雰囲気の話から始めてしまう

よくある相談の入口がこれです。

・競合っぽい、いい感じのCMにしたい

・とにかくかっこよく印象に残る映像にしたい

・おしゃれでセンスよく今っぽい感じにしたい

もちろん、方向性としては大事です。
ただ、この入口だと、制作側は「何を達成したいのか」「誰を動かしたいのか」が見えないまま進むことになります。

その結果、完成後にこうなることがあります。

・見た目は良いのに、問い合わせが増えない

・印象には残るけど、サービス理解が進まない

・会社の強みが伝わらず、見て終わりになる

映画やドラマのような映像作品と違って、企業が求めているはずの動画は、目的を達成するための手段であり、情報設計です。まず必要なのは、見せ方の好みではなく、目的と条件の整理です。

依頼内容を整理する「基本の順番」|ここが揃うと手戻りが激減する

外注で揉めない依頼の整理順は、これが一番シンプルです。

目的(何を変えたいか)

ターゲット(誰に届けば成功か)

用途(どこで使うか)

内容(メッセージの芯)

納品物(何を何本・どの尺やサイズで)

素材・制約(撮影可否、権利、NG)

トーン(雰囲気の共有)

スケジュール(公開日→逆算)

予算(上限 or レンジ)

この順番で情報が揃うと、制作会社の提案が一気に具体になります。
逆に、目的・用途・納品物が曖昧だと、提案も曖昧になりやすく、結果として「思ってたのと違う」が起きます。

自治体に稀にある例ですが、課内で誰も責任を取りたがらず、そもそもの動画のターゲットや目的、内容を曖昧にされるケースがあります。正直に言って、そんな体制の組織では、綺麗な映像は作れても、効果がある動画を作ることは難しいでしょう。

【無料テンプレ】そのまま送れる動画・映像制作 依頼書テンプレ(記入例つき)

ここから下は、コピペしてそのまま使える依頼書テンプレです。
メール本文/Googleドキュメント/社内共有に貼ってOK。下記リンクよりコピーしてご利用ください。

動画制作 依頼書 無料テンプレートをコピー

空欄があってもOK。
大事なのは「前提を揃える」ことで、完璧に埋めることではありません。

目的

今回の動画で変えたい状態
例)「商談時の説明をわかりやすくして、クライアントへ弊社サービスの理解促進を促したい」

成功の目安(わかる範囲で)
例)営業説明が短くなる/クライアントの理解促進

優先順位
例)①理解 ②信頼 ③行動(商談成立)

メモ:ゴールが曖昧だと「見た目は良いが効かない動画」になりやすい。


ターゲット

想定視聴者(職種・立場・状況)
例)中小企業の経営者
例)就職活動中の学生(安定的な企業よりもベンチャーマインドを持っている)

視聴者が抱えている不安・疑問
例)品質・費用・納期/運用できるか/社内稟議が通るか
例)社長はどんな人か/どんな人が働いているか/キャリアップ体制について

視聴後に持ってほしい印象
例)誠実・安心・筋が通ってる
例)自己実現ができる

メモ:「20代から40代のサラリーマン」みたいな属性も大切ですが、より「状況や悩み」を具体化できると理想。


用途

どこで使う?(優先順に)

  • Web(トップ/LP/サービスページ)

  • SNS(Instagram/YouTube/TikTok/LinkedIn)

  • 広告(YouTube等)

  • 展示会/説明会

  • 営業資料(商談時)

視聴環境
例)スマホ/会場投影/商談中に口頭補足あり

視聴後にしてほしい行動(CTA)
例)問い合わせ/資料DL/採用エントリー/予約

メモ:動画の「配信場所」が決まると、尺・縦横比・字幕の要否が決まりやすい。


内容

一番伝えたい核の一文
例)「導入後の運用まで見据え、短期間で手軽に成果に繋がる制作ができる」

補足で伝えたい要素
例)実績/強み/体制/品質/サポート

言わないこと・避けたい誤解
例)安売りに見える/誇大表現

メモ:要素を詰め込みすぎるとボケる。


納品物

必要な動画の種類と本数

  • メイン:本数_本/尺_秒(or_分)

  • ショート:15秒_本、30秒_本(縦型)

  • サムネ/静止画:必要・不要

サイズ(縦横比)
例)16:9(横型)/9:16(縦型)/1:1

E3|字幕の要否
例)音なし視聴が多い→字幕ありがいい。ブランディング重視→字幕なしでいい。

メモ:ここが具体だと見積もりが揃いやすい。


素材・制約

出演者
例)社長/現場社員/顧客(要許諾)/外部キャスト(モデル)

顔出し
OK/一部OK/NG(手元・後ろ姿)

撮影場所とNG
例)社内オフィス撮影OK/工場内一部NG/顧客名が映る箇所NG/PC画面NG

F4|提供できる素材
写真/既存動画/ロゴ/資料/図表/許諾済み素材

メモ:素材と制約が曖昧だと、トラブルになりがち。


トーン

参考動画(URL):イメージする雰囲気に近い動画 複数本(最低1本)

メモ:参考動画があると、見積がより制作になりやすい。


スケジュール

公開希望日
初稿提出希望日(もしあれば)
撮影候補日(問い合わせ段階では未定でもOK)
社内確認に必要な日数(例:初稿から5営業日)

メモ:大枠でもスケジュールが決まっていないと、制作会社もなかなか見積やスケジュールの確保が難しくなりがちです。


予算(レンジでOK)

予算の上限 or レンジ
例)80〜120万/上限250万/50万円前後で費用を抑えたい/相場がわからないので、依頼書を元に見積が欲しい

メモ:費用感が不明だと提案もブレやすいので、可能な範囲でレンジを伝えるのがおすすめ。


各社見積もり比較は「合計金額」より前提を見る

見積もりが揃ったら、合計金額だけで決めるのは危険です。
同じ100万円でも、どこに工数を割いているかで成果が変わります。

最低限ここはチェックしてください。

・企画構成(台本・構成案)が含まれているか

・撮影日数と体制(誰が来て、どのような体制で撮る想定か、交通費や宿泊費は別か)

・機材(使用される機材は、どんなレベルの機材か)

・編集範囲(整音、カラー調整、テロップ、字幕)

・修正回数/範囲

・権利(BGM、素材、二次利用)

「安い=得」ではなく、目的に対して工数配分が適切かで判断するのが安全です。

「相談の入り口を整えるだけで、外注は一気にラクになる」

動画制作の外注において、失敗を防ぐためには、事前の準備や段取りが最も重要です。

目的・使用場所・納品物を先に揃える

素材・制約・権利・修正ルールを先に握る

その上で予算内で表現の方向性を詰める

こういった順番を守るだけで、見積もりがより正確で、提案が具体になり、手戻りが減ります。
まずはこの記事のテンプレをたたき台にして、是非 依頼内容を見える化してみてください。

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