F値、シャッタースピード、ISO感度を覚える【一眼カメラで動画撮影する際の設定】

カメラ・ガジェット

最近は一般の方からプロの現場でも、映像撮影に一眼レフカメラやミラーレスが多用される場面が増えていると思います。

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私はソニーのFX3やaシリーズ等を使用しておりますが、今でもカメラの設定は簡単ではないなと思っています。

ミラーレス一眼カメラ(正式にはDigital Single Lens Reflex)ですが、最近のカメラはAuto(オート)モードでも、十分に綺麗な映像を撮影できるようになってきています。

とはいえ、プロの現場では、カメラの設定はマニュアルで撮影する方々が殆どで、いくらAuto(オート)の技術革新が凄くても、無限大にある撮影シチュエーションを全てAuto(オート)で撮れる訳ではありません。

環境や現場に合ったマニュアル設定でないと対応できない場面が多々あるのですね。

今記事にて応用の応用のような話はできませんが、これから一眼カメラでの動画撮影を始められる方々に向けて、最低限知っておくと便利な基本的なミラーレス一眼カメラの設定について共有させて頂きます。  

少しでも参考になれば、幸いです。

今記事では主に

・F値(絞り)
・シャッタースピード(SS)
・ISO感度

について解説しています。

F値を下げるとボケ感UP、ISO感度を上げると画質が粗くなる?SSはFPSの倍が基本?

・F値(絞り)
・シャッタースピード(SS)
・ISO感度

撮影を始めたばかりの頃は、上記の用語を見て、「最初から難しそう‥」という感情になるかと思いますが、基本的な内容を理解すれば、比較的容易に感覚を掴めてくると思います。

まず、F値(絞り)、シャッタースピード(SS)、ISO感度関して解説する前に、簡単にFPS(フレームレート) frames per second の概念について理解する必要があります。

「映像は、写真の連続でできている」という捉え方をすればシンプルで、例えば24FPSの映像であれば、1秒間に24枚の写真が連続しているということです。 

(パラパラ漫画やアニメと同じイメージです。)

FPSの値が大きくなれば、滑らかな映像になります。

一般的に24fpsシネマティックな表現に用いられることが多く、映画でよく使用される設定です。

一方、テレビ等では30fpsが一般的に使われます。

60fps120fpsは、スローモーションを用いた映像を撮りたい時や動きの早い動物スポーツ等の撮影シーンに使用される傾向があります。

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FPS(フレームレート)の概念の説明はここまでで、続いてシャッタースピード(SS)の設定について解説します。

 

シャッタースピード(SS)について

シャッタースピード(SS)とは、シャッターが開いて閉じる時間の値です。

カメラのシャッターが開いてる間は、光がセンサーに当たります。

シャッターがゆっくり閉じる=光を取り込む時間が長くなります

・シャッターが早く閉じる=光を取り込む時間が短くなります

動画撮影では、このシャッタースピード(SS)が速すぎても遅すぎても、カクカクした違和感のある動画になったりしてしまいます。

例として、適切なシャッタースピードで撮影した動画は、1フレーム1フレームの間に若干の被写体のブレが写り込みます。このブレが滑らかな映像を作ります。

シャッタースピードは、基本的に

先程説明したFPSの倍以上の数値に設定することが多いと思います。

24FPSであれば1/50 秒

30FPSであれば1/60 秒

60FPSであれば1/120 秒

このようなイメージです。

※注意点は、蛍光灯などの照明がある箇所で撮影する際の設定です。

蛍光灯は、点灯している様に見えますが、実際は点滅を繰り返しています。東日本は50Hz 西日本は60Hzなので、その点滅に合わせたシャッタースピードの設定が必要になります。

この設定を間違えると、フリッカーという映像がチカチカしてしまう現象が発生します。

東日本では、50の倍数のシャッタースピード

西日本では、60の倍数のシャッタースピードにすれば基本的には大丈夫です

 

F値(絞り値)について(被写界深度)

一眼カメラを始めると、レンズにF 1.4  F3.5-6.3 等のような数値の記載があるのに気づくと思います。

このF値(絞り)の数値が小さいほど、光の入ってくる量が増え、綺麗なボケ感も増します。

F値のイメージは、円に光を入れる穴を空けているイメージで、その穴の大きさを調整するイメージだと思います。

また、厳密に言うと F値で調整しているのは被写界深度であり、F値が低くなればなるほど(被写界深度を浅く)、ピントの合う奥行きの幅が狭くなり ピントが合う位置が限られきます。逆にF値が高くなればなるほど(被写界深度を深く)、ピントが合う範囲が広がります。

このF値に関しては、基本的には出来るだけ低い値(絞りが開いてる状態)で撮影を行うと、明るくボケ感のある綺麗な映像を撮影できます。

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基本的に後程解説するISO感度の設定だけでは対処できない時にはじめてF値やSSを調節するイメージです。

 

ISO感度について

ここから重要なISO感度について説明します。(日本ではイソ感度とよく呼ばれます。)

ISO感度とは、レンズから入ってくる光の量をカメラ内でどれくらい増幅させるかの指標です。

ISO感度は、数値を上げるその分、映像が粗くなる傾向にあります。

カメラ内に入る光の量は、シャッタースピードと絞り(F値)で決まりますが、その取り入れた光の量から適切な綺麗な画像(映像)を作るために光の電気信号を増幅させる機能です。

ISO感度を100から200にすると、2倍感度が高くなります

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例えば、ISO100で撮影した場所の明るさを半分暗くして、ISO200で撮影すると、同じ明るさで撮影できるイメージです。

ISO感度はAuto(オート)モードにしておけば、大体はいい感じに設定されます。

ただし、夜の撮影等 ISO感度が上がりすぎてノイズが乗ってしまったりするのです。

そういったケースでは、やはり人間が手動で設定した方がいいケースが多いです。

もしくは、予め暗い場所での適正なISO感度を試してみて、ISO感度の上限値を決めて、Auto(オート)モードにしておいてもいいかもしれません。

ちなみに私はISOは基本マニュアルで設定を行い、AUTOを使用することはほぼないです。

ISOは数値が低い程高画質に撮影ができるので、極力小さい値で撮影することを心がけておくと良いと思います。

暗い場所で動画撮影する際は、少しづつISO感度を上げていき、ノイズが発生せずに綺麗に撮れる値を探していきます。

暗所撮影で、もしノイズが乗りそうであれば、そこではじめてF値に余裕があれば、数値を絞ってみたり、照明を用意するなど、対処法を検討していけばいいと思います。

 

【追記】NDフィルター

逆に、太陽が出ている日中に外撮影する際には、レンズから入ってくる光が強すぎて、設定で暗くするのに限界があり、白飛びが発生することもあります。

こういった場合は、NDフィルター(レンズのサングラスのようなもの)を装着すると問題が解決されます。

下記は私が使用しているNDフィルターです。もし、レンズ口径に合わせたフィルターを選ぶ必要があります。

 

以上今回は、 映像制作のカメラ設定で最低限覚えておくべき基本的な(F値、シャッタースピード、ISO感度)に関する内容を記載させて頂きました。

少しでもベストな設定で綺麗な映像を撮影するお手伝いができていれば幸いです。

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